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2010年10月10日(日)更新

定期預金で食中毒

以下は2010年10月9日、読売新聞Web版より引用。

愛媛県は9日、伊予銀行(松山市)が定期預金の懸賞品として送ったヒラメを食べた愛媛、香川、徳島、大分4県の男女計112人(12~90歳)が嘔吐や下痢などを訴えたと発表した。いずれも軽症で、快方に向かっているという。愛媛県は食中毒の疑いがあるとみて調べている。県などによると、同行は、同県宇和島市内の加工場で真空パックにされたヒラメの切り身(450グラム)を、4、5日に大阪や兵庫など9府県の預金者に計209セット発送。8日に愛媛県今治市内の男女3人が下痢などを訴えた。県の調査で208セットを計529人が食べたことが判明しており、残る1セットの送り先について調べている。(引用ここまで)


普通だと懸賞金や宝くじが多いのですが、伊予銀行は抽選でヒラメやハムなどの県産品が当たる定期預金を取り扱っていました。

とりあえず全員が軽症だそうです。私は3年ぐらい前にサザエで当たったことがありますけど、本当に辛いですよね。

銀行はリスクを大変嫌いますから、このように食中毒等があったら大変だとあまり食料品(野菜とかは別ですけど)は扱わないことが多いと思っていましたから、ヒラメの刺身などが懸賞品になっているというこのニュースを読んだときはちょっと驚きました。

このようなことがあると、他の金融機関でも同様の定期預金を扱っていたとしても、今後は懸賞品の見直しを行う可能性が高いでしょう。

金融機関の中には、ビジネスマッチング等で地元企業の販路開拓支援を行っているところもあります。懸賞金(お金)を当選者に配っても預金したままになる可能性が高いでしょうし、懸賞品として県産品を差し上げたほうが、地元企業の売上にも少しはプラスになりますから、こういう定期預金は続けて欲しい気がします。
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