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2010年10月15日(金)更新

決算書の偽造はやめましょうよ

気持ちはよくわかるんです。私も39歳ですから、いまさらどこかに就職するといってもなかなか難しいでしょうから。

だからと言って、決算書を偽造して資金調達するというのはやはりやってはいけないことだと思うのです。

40代以上の経営者さんからの相談だと、再就職も難しいから今の会社を維持していきたいのは理解できるのですが、年商1千万円程度の会社を1億近い会社に見せかけて資金調達をしたい、そんな相談が最近多いんです。

おまけに、そういう資金繰りに困っている中小企業をターゲットにした悪いコンサルタントや士業も多いみたいで、断ると何であなたはやってくれないの?なんて言われてしまう。

銀行や信用保証協会を騙せたとしても、会社の規模を大きく見せる決算書を作るため、法人税や消費税などの税額が増え、悪徳コンサルタント等への報酬も高い、だから結局業績が好転しなければ再度資金調達をする必要が出てきます。

一時的には資金繰りが楽になるでしょうが、本業を一生懸命取り組み、結果を出さなければ、結局のところ会社は良くなりません。

いんちきをして資金調達しても一時しのぎですから、業績を回復できないか、少しでも利益が出ているならリスケジュールで対応できないかをまずは検討して欲しいです。
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