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2012年04月16日(月)更新

振り込め詐欺を防止

 
先週のことですが、千葉県の振り込め詐欺の被害が増加していると知りました。千葉県のホームページ等によると、被害状況は以下の通りとなっていました。
 
平成23年、757件(12億17百万円)
平成22年、303件(4億42百万円)
平成21年、324件(7億23百万円)
平成20年、1044件(19億92百万円)、
 
22年まで減少していたのに、平成23年からは急増しています。警察官や銀行員を名乗る等、手口が巧妙化しているためのようです。電話でお金の話になったら、すべて詐欺と疑ったほうがいいのかもしれません。
 
富士通が名古屋大学と共同開発し、先月3月19日に公表された振り込め詐欺防止のための、世界初の新技術が金融界で注目されています。
 
通話の相手からの好ましくない情報により心理的抑圧を受けると、過信状態(相手の説明内容に対する考察能力が低下する状態だそうです)になることがあり、声の高さと大きさの変化を検出することで、過信状態らしさを推定する技術です。
 
この技術に加え、さらに振り込め詐欺で頻繁に使われるキーワード(借金、補償等)を検出することで、振り込め詐欺の通話を検出します。検出実験でも90%以上の精度で検出をしています
 
銀行員が高齢者の顧客に声をかけるだけでは限界があります。早く実用化されることを期待したいです。
 
 
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