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2012年05月08日(火)更新

竜巻被害を対象とした緊急融資

6日午後に茨城県つくば市や栃木県を襲った竜巻によって、亡くなった方もいるほどの大きな被害が出てしまいました。それに伴い、常陽銀行等が復旧に向けた緊急融資の取り扱いを開始しました。
 
被害は個人の住宅だけではなく、法人や個人事業主にも及びました。そのため、どちらの銀行も個人向けの融資(リフォームローン等)と、法人・個人事業主向けの事業性融資を取り扱っています。
 
詳細は各銀行のホームページを参照してください。
常陽銀行
http://www.joyobank.co.jp/index.html
 
筑波銀行
http://www.tsukubabank.co.jp/

2012年05月07日(月)更新

入社式に親を招待している静岡銀行

5月3日の産経新聞web版より一部引用、
静岡銀行グループでは20年から新入社員の親を招待。今年の入社式には222人の新入社員に対し、親は150人が出席した。
入社式前には親だけを集めて、頭取らが業界を取り巻く環境や勤務内容について説明。静岡銀行広報室では、社会に出れば不安もあり、生活も大きく変わる。新入社員は研修で社会人として成長していくが、銀行業務を保護者にも理解してもらい、サポートしてもらいたい。親から推薦されるような会社でありたい、と、採用やその後の社会人生活で親を味方につけることで、ブランド力を高めることが狙いだ。
引用ここまで
 
子供の入社式にいちいち親を招待なんかするな、と私は思ってしまいますが、最近はいろいろクレームを言ってくる親が金融業界にも出現していることから、その対策としてこのような取り組みを行っているのかな?と思ってしまいました(静岡銀行がそういう意図を持って行っているかどうかはわかりませんが)。
 
聞いた話の一部ですが、
・銀行や信金だと自転車やバイクをよく使いますが、事故にあったらかわいそうだから内勤にしてください。
・毎日残業でうちの子がかわいそうだから、残業させるな(あるいは、退職させてほしい)。
・支店長が部下のミスを注意したところ、親からいじめられたと苦情の電話が来た。
 
私の親戚の中に、銀行は3時でシャッターが閉まるのだから、後片付けがあったとしても3時30分ぐらいには帰れると本気で思っている人がいました。そういう人は少数でしょうけど、外部からは理解しづらい銀行の仕事を少しでも理解してもらうためには、銀行と親とが接する機会というのも必要なのかもしれません。
 

2012年05月02日(水)更新

塩沢信用組合が住宅ローンから撤退

中小企業に対する融資は、優良貸出先をめぐって熱心な営業活動を行っていますが、全体的には伸び悩みが続いています。そのため、メガバンクから中小の金融機関に至るまで、住宅ローンを主力商品の1つとして推進しています。そして、融資に占める住宅ローンの割合はおよそ1/4にまで達し、銀行にとって住宅ローンは重要な位置を占めるようになっています。
 
なぜ銀行が住宅ローンを推進するかといえば、長期間に渡って安定した収益をもたらし、メインバンクとして住宅ローン以外の取引も十分見込めるからです。
 
それだけ魅力ある住宅ローンですから、当然ながら低金利競争が行われ、他行の金利が基準金利なることも多く、消耗戦に陥っています。そのため想定した収益をあげることが難しく、さらに景気の影響で収入が減った顧客も多く、住宅ローンの条件変更の申し込みは、2011年12月までで16万件を超えています。2回目の条件変更も出始めており、デフォルトの可能性は高まっています。このように利鞘は縮小し、延滞は増加傾向にありますが、そうかといって銀行も住宅ローンからの撤退は考えにくい状態です。

今年1月に住宅ローンの推進を取りやめた非常に珍しい信用組合があります。新潟県の塩沢信用組合です。顧客が他行への借り換えを希望すれば引き止めることはしない、新規申し込みがあれば他行での相談を勧める、という方針にしました。そのかわり銀行が貸し出せない先への事業性融資や消費者ローンに力を入れていく方針です。
 
信用組合のような小規模の金融機関の場合、金利競争では大手銀行と戦っても勝ち目はありませんから、このように消費者ローン等に特化していくのは評価できることかと思います。
 
今のところ他行で追随する動きはありませんが、消耗戦に耐えられない小規模な金融機関のなかには、今後撤退するところも出てくるかもしれません。
 
 

2012年05月01日(火)更新

東京女学館大学が4年後に閉校

昨日のニュースで、東京女学館大学が来春の新入生の募集を停止し、今年入学した学生が卒業する2016年3月で閉校することを知りました。

今は大学全入時代ですし、定員割れの大学もあり、経営が楽ではないところも多いでしょう。これまでも閉校・募集停止した大学はすでにいくつかあります。

東京女学館といえば、高校までは渋谷駅でよく見かけるかわいらしいセーラー服が人気で、伝統とブランドがある学校です。しかし、他の女子大と比べると学費が高額で、4年制大学に進出したのが遅かったためでしょうか、累積赤字が約25億円まで膨らみ閉校となりました。

私が起業する少し前のことですが、ある私立大学の教授と仕事で知り合う機会がありました。私が卒業した大学もそうですが、東京からは少し離れて、あまり有名ではない大学です。その先生は、「今は教授だからと偉そうにしている余裕はありません。近くの高校に営業しにいくこともあります。学園祭に来た高校生には、うちの大学を受験するよう声をかけています。教授の仕事だけでなく、営業マンもできないと駄目です」と仰っていました。それを聞いて、もう少し遅く生まれていたらと思ったものです。
 
今後も私立大学や短期大学の募集停止や閉校は、これからも出てきそうですね。
 
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会社概要

銀行での融資経験や税理士事務所での法人担当経験を生かし、中小企業の経理部長となって銀行融資取引や、提携税理士と共に経理業務のサポートを行っています。

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個人プロフィール

1971年7月1日東京都江戸川区生まれ。地方銀行や税理士事務所で働いてきましたが、今まで以上に中小企業の経理財務をサポートしていきたく起業しました。

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