ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
銀行融資コンサルタント 瀬野 正博 の銀行融資取引や資金調達に関するブログです
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2011年12月23日(金)更新
過去に銀行等とトラブルが無かったか確認を
業歴は浅いけど業績の面では決して悪くなく、ほとんどの銀行が融資するであろう内容。しかし、問題点が2つありました。
1つ目は、事業内容がとてもわかりにくい。安定した大手企業も関わって、説明をよく聞くととても良い事業なのですが、よく理解しないと何となく胡散臭い。そのため、取引銀行の担当者がよく分かっておらず、保証協会の担当者も同じような感じでした。そのため、社長が保証協会の担当者に何度か説明し理解してもらえました。それは何とかなったのですが、もうひとつが問題でした。
2つ目は、取締役の一人が保証協会や公庫に昔かなり迷惑をかけたようで、その人がいる限り絶対に先に進めない状況でした。仕方なくその人には役員・株主共に外れてもらいました。しかし、外したら審査すると言ったくせに、「形式的に外しただけで、実際には影響力は残っているのでは?」と疑ってくる。気の短い社長なら怒ってしまうでしょうが、粘り強く交渉したからでしょうか、希望額には届きませんでしたが融資実行までに至りました。
これから法人を設立する、あるいは役員や株主を追加しようと考えている経営者さんは、その人が過去に銀行、信用保証協会、日本政策金融公庫とトラブルがなかったかを確認しておいたほうがいいです。
2011年12月11日(日)更新
中国中央テレビ様の取材を受けました
弊社にはお客様に来ていただくスペースがないので、私が取締役をしている会社で取材を受けました。ちょっと狭くてご迷惑をおかけしましたがなんとか無事終了しました。
2011年10月15日(土)更新
中小企業金融円滑化法の再延長?
中小企業金融円滑化法の再延長があるかどうかは現時点ではまだわかりませんが、リスケジュールは一時的に返済額を減額してもらっているだけで、その間に経営を立て直し、元の返済にいずれ戻さないといけません。
しかし、リスケジュールしても経営改善計画を作成しない、抜本的な改革に消極的な経営者も多く、自社であるいは銀行主導で経営改善計画を作成し正常債権に格上げしても、当初計画と結果には大きな隔たりが目立つケースが増加してきています。そして、銀行もいつまでも様子見をしている現状は終わりつつあります。
5月に金融庁は監督指針を改正、廃業も含めて支援していくよう明記されました。これまではほとんどリスケジュールに応じてくれていたわけですが、回復の見込みがない場合は銀行から廃業を勧められる場合もあるのです。
円滑化法の再延長あるなしにかかわらず、今後も事業を本気で継続していきたいのであれば、経営改善を進め銀行から継続支援を受けられる結果を出すしかありません。何とかしなければならいと分かっているけど今まで通りのやり方をしている社長が多いように感じます。一人で悩むのではなく、銀行、公的な支援機関、専門家等いろいろな人に意見や支援を求め改善していくことも必要だと思います。
2011年09月26日(月)更新
セーフティネット保証(5号)の対象業種の特例延長について
経済産業省は、この不況業種を支援するセーフティネット保証(5号)の9月までの特例状態を、10月以降も延長する方向で協議を進めていることから、このまま延長となる予定です。
東日本大震災後の信用保証協会の保証実績を見ても、東日本大震災復興緊急保証は保証申し込みの条件が厳しい等の理由から、件数・金額共にセーフティネット保証(5号)のほうが利用は多い状況です。
信用保証協会が100%保証するこの制度に頼らざるを得ない中小企業も多いでしょうから、10月以降も対象業種に影響がないとすれば、中小企業の資金繰りには大きなプラスとなるでしょう。
【9月30日追加】
9月27日に中小企業庁から、平成23年3月末まで82業種で延長すると発表がありました。
2011年09月16日(金)更新
NHK様から取材を受けました
決算書を偽造し不正に融資を受ける手助けをしていたコンサルタント会社の役員が、昨日逮捕されました。そして、その事についてNHK様から取材を受け、昨日夜9時からのニュースウォッチ9で放送されました。
記念に録画はしましたが、デジカメで撮ったのを載せてみました。
資金繰りの厳しい中小企業を積極的に支援する利用しやすい融資商品・融資制度が出ると、必ずこういう犯罪は増加してきました。だからこういう犯罪というのは、私はゼロになることはないと思っています。
今年に入ってからは、経営コンサルタントや税理士だけでなく融資する立場の銀行員が、決算書の偽造を具体的に指示していたケースにも2件出会いました。
業績の苦しい中小企業経営者が、資金繰りのことなんか忘れて営業など前向きな仕事をしたいのは理解できます。しかし、決算書を偽造して資金調達しても自社の経営が好転することはないし、依頼する経営者も同罪である事を忘れないでほしいです。
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