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2010年12月20日(月)更新

見た目

身だしなみだけで融資を決定することはまずありませんが、あまりにも常識を超えたラフな格好であったり、派手であったりするのは、あまりいい印象を持ってもらえないかもしれません。そういった身だしなみを気にする行員は多いと思います。私も上司から「何だ、あの怪しいやつは」と言われた経験がありますから。

普段仕事をしている服装で全く問題はありません。仕事柄、作業服で仕事をするならそれでも問題ないです。「現場に行く前にお伺いしました」と言って銀行に行けば、銀行員には忙しそうに見えていいかもしれません。ネット関係のお仕事だと、スーツを着ない方も多いでしょうけどもちろん大丈夫です。

どんな服装であっても、「この人は常識無いな」と思われるようなのだけは避けたほうがいいです。

この人を信用してお金を貸しても大丈夫かと銀行員は審査をするわけですから、やはり世間一般の常識が無いような感じだと、この社長さんとは長く良好な関係を築くのは難しいのでは?という印象を持ってしまいます。

もし職業的に特殊というか常識から逸脱した服装が必要であったとしても、できるだけ落ち着いた格好をするのがいいでしょう。

たとえ常識的な身だしなみだったとしても清潔感は大事です。あまりにも不潔だと、会社の経営がきつくてそういうことを気にする余裕も無いのかなと疑われることもあります。

2010年12月17日(金)更新

地代家賃

販管費の中で大きな経費といえば、多くの中小企業の場合は人件費そして地代家賃でしょう。

仕事の量やお客の数が減少傾向なのに、家賃は一定金額のまま。でも何とかならないかと、資金繰りに苦しんでいる経営者さんなら一度は考えるはずです。

一度は大家さんに話してみたらいかがでしょうか。そんな事を言ったら出ていけと言われるだけで無理と言う方がいますが、もし長期にわたって借りているとしたら、契約した頃に比べて周囲の相場だって下がっているはずです。それに最近は引っ越されると、新しい借り主を探すのが大変な場合が多いから、交渉の余地はあると思います。もちろん、お店や会社によって事情は異なるでしょうし、そういうことを言えないケースもあるとは思いますが。

先月、お付き合いしているお客様が、20年間ずっと月額45万支払っていましたが、先月25万に減額してもらえました。

言いづらいという方もいるでしょうけど、店舗など簡単に他へ移ることが難しい場合は、自分の会社やお店を守るために一度は相談する必要はあると思います。

2010年12月17日(金)更新

稚内信用金庫

北海道稚内市にある稚内信用金庫は、自己資本比率が極めて高いことで知られています。ホームページで確認してみたら、平成22年9月末の自己資本比率は64.95%となっていました。よく優良銀行として紹介される静岡銀行でも15%いかないぐらいですから、とてつもない数字だということがわかります。

地元の稚内市では預金については、占有率も80%を超えていて独占に近い状態となっています。しかし、地域的に見ても中小企業者の数は少ないでしょうから仕方ないところもあるでしょうが、融資については預貸率が約23%ととても低い。預金を集めても国債や地方債での運用が多いです。

地域金融機関の多くは、預金は集めることが出来ても、融資を増やすことが難しいのが現状です。信用金庫の平均預貸率は50%ちょっとですから、いかに稚内信用金庫の23%が低いかがわかります。

ホームページにも「当金庫は安全性・公共性を重視して小口融資に徹底しております」と書かれており、1千万円未満の融資先が91.79%も占めています。
確かに安全性の高い信用金庫でしょうけど、地元の中小企業には評判が悪そうですね。

地元で集めたお金は地元経済発展のために使うというのが、地域金融機関の基本というか使命です。しかしそれとは逆に融資はしないし、預金は集めても公共債で運用して自分のところだけ自己資本を厚くしている。もっと積極的な経営をしてもいいのではないかと言いたいところですけど、人口数万人規模の都市でしかも人口が減少している稚内市では、貸せる融資先というのも限られるのでしょう。そして、日本にはそういう都市がたくさんあり、預貸率改善で悩む地域金融機関も多いと思います。

2010年12月15日(水)更新

ラブレター

私はラブレターなんて書いた経験がありません。面倒くさいし、相手に口で直接伝えたほうが手っ取り早いですから。

住友信託銀行では、第11回「60歳のラブレター」というイベントを行っています。妻や夫へ、あるいは家族へのラブレターを募集しています。

募集期間は平成20年11月22日(いい夫婦の日)~平成23年2月28日まで。応募資格は50歳以上でアマチュアに限ります。応募は夫婦のラブレターと家族のラブレターの2部門があって、各大賞には50万円相当の旅行券が贈呈されます。

細かい応募条件などは住友信託銀行のHPへ
http://www.sumitomotrust.co.jp/index.html

私が妻にラブレターなんて書いたら、何か隠し事があるんじゃないか等と疑われ、面倒なことになりそうだから書けません。

2010年12月14日(火)更新

中小企業金融円滑化法の1年延長

金融庁は、中小企業金融円滑化法の期限を12年3月まで1年延長すると発表しました。延長はされるだろうと言われていましたが、一生懸命に経営再建を行っている中小企業にとっては、とりあえず安心したことでしょう。

「条件変更してくれるのはありがたいけど、返済を先延ばししているだけで苦しいのは変わらない」と言う経営者さんは多いでしょうけど、元金が据え置かれただけでもかなり助かる中小企業は多いはずです。東京商工リサーチによると、16ヶ月連続で企業倒産件数が前年を下回ったことから、中小企業金融円滑化法や緊急保証制度は倒産の抑制に一定の効果はあったとみられます。

しかし、業績の上向かない多くの中小企業にとっては、景気が回復しないと倒産はしないとしても出口が見えない状況がしばらく(あるいは長期間)続くことになりそうです。

金融機関側からすると、景気がぱっとせず中小企業の業績が改善されないと、貸出金が回収できず不良債権になるという懸念はあります。また、条件変更をしてくれるのがあたりまえという雰囲気になってしまうことを懸念する声もあります。

今のところ、私のお客様でも試算表、資金繰り表、経営改善計画書をしっかり作成し、多少でも決算内容が好転していれば、緊急機関はどこも積極的な支援をしてくれています。せっかく1年延長されるのですから、自社の経営改善のために上手く利用しましょう。
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