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銀行融資コンサルタント 瀬野 正博 の銀行融資取引や資金調達に関するブログです
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2012年06月12日(火)更新
もったいない
昨日、新しいお客様になってくれた会社さんは、北関東ののどかなところにあり周りは田んぼと畑ばかり。パートで働いている人は農家の奥さんか娘さんがほとんどです。
その会社さんは飲食業で、近所の農家の方がよく食べに来てくれます。ただ一つ気になるのは、食べられないのにご飯の大盛りを頼んで残していく人がとても多い、と社長が言うのです。
社長が、「なぜ残すんだろう、農家の人なのにお米の大切さがわからないのかな?」と近くにいたパートさんに言ったそうです。そうしたら、「社長はずいぶんケチですね。うちでも残ったら捨ててます。社長はそんなに貧乏なのですか?」と言われてしまったと教えてくれました。
そのあとのやり取りはこんな感じだったそうです。
社長「そういうことを言っているんじゃなくて、もったいないと言っているんだ」
パート「でももうお腹一杯なんだから、しょうがないですよ」
社長「だったら食べられるだけの量を頼めばいいだろう」
パート「まあ確かにそうなんですけどね。でもどこの家でもそんなもんですよ」
社長「あなたの家では残ったらチャーハンとかにしないの?」
パート「2日目のご飯なんて誰も食べないから捨てます」
社長「もったいないと思わないの?」
パート「家には米なんてたくさんあるのだから、少しぐらい捨ててもいいじゃないですか。(社長の奥さんに向かって)社長、ケチで嫌じゃないですか?」
社長「・・・・(呆れて話すのをやめたそうです)」
このパートさんだけじゃなく、他の方も同じように考えていることが分かり、社長はとてもショックだったと言っていました。
おそらくそこの一帯の農家だけで、ほとんどの農家の方は大切にしていると思う(思いたい)のですが。
農家の人が一生懸命作ってくれたのだから残したらいけないし、お茶碗にご飯粒がたくさんついていれば、ちゃんと食べろと言われたように私は記憶していますが、今は違うのでしょうか。
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