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頭取の臨店

投稿日時:2011/01/21(金) 23:45rss

東京のある地銀で、頭取だか副頭取が各支店を訪問している(臨店という表現をよく使います)と聞きましたが、あれは支店で働いている行員とっては結構迷惑だったりします。

だいたい昼ごろやってきて取引先数社に訪問、夕方からは支店内での食堂や会議室で懇親会。取引先の選定はもちろん問題発言なんかしない優良なところを選びます。

懇親会の準備は、取引先に一つぐらいは寿司屋があるでしょうから、そこからお寿司を頼んだりする。それ以外にもおかずや飲み物の準備で仕事に支障が出てくる。

懇親会をしても課長以上の人は気を使って頭取と話しているけど、あまり盛り上がることはない。中には頭取の前で熱く語る行員もいるけど、だいたい女子行員や若手の男子行員は早く帰ってくれないかなと大人しくしている。それで頭取たちは、「支店の皆さんと懇親できたし、いろいろな意見を聞けてためになった」などと言って満足して帰っていく。

全国の金融機関の頭取や理事長の皆さん、本当に行員(職員)の素直な意見を聞きたいなら、むしろ一対一で話せる環境を作ったほうがいいかもしれません。支店の上司達がいる前では、不満や要望を言いたいけど言えないなんていうことがよくありますから。

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1971年7月1日東京都江戸川区生まれ。地方銀行や税理士事務所で働いてきましたが、今まで以上に中小企業の経理財務をサポートしていきたく起業しました。

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