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2011年01月18日(火)更新

2年前に会った会社が倒産

帝国データバンクっていう会社は、私はあまり好きではありませんけど、そこが発行している週刊帝国ニュース千葉県版というのを購読しています。

そこには倒産した会社等の情報が掲載されているのですが、そこに2年程度前に一度だけご相談に乗った会社が、偶然にも2社載っていました。2社とも倒産していました。

2社ともに条件面でお仕事をさせて頂くことができなかったところですが、ご相談を受けたときはまだまだやっていける会社だったのですが。

そのうちの1社はこの不況の中、売上高は拡大し収益面では順調でしたが、資金繰りは支払いが先行し、大口取引先からの回収不能が発生したことから行き詰ってしまったようです。

ちょっと有名な会社から大きい仕事がもらえるとなると、どうしてもやりたくなってしまいます。しかし、支払い先行で資金繰りが苦しい会社はさらに一層苦しくなりますから、安心できる取引先でかつ銀行からの資金調達が出来る場合はいいでしょうが、そうでない時は慎重な対応をすることも必要でしょう。

2011年01月07日(金)更新

家族で新年会

家族の忘年会がなかったから新年会ぐらいはやろうと家族が言うので、近所の居酒屋に家族で行って来ました。本当は妻がただ単に料理をしたくないだけだと思いますが。

金曜日の夜はお客もたくさんいるかと思いきやそれほどいませんでした。値段も手頃で味もそれほど悪くはないのですが。

昨日お伺いしてきた飲食業のお客様のところも、来店客数の減少が続いており、リーマンショックと言われた頃よりもさらに売上が減少している。

銀行借入をすべて返済したら社長さんは引退するつもりでしたが、もう少し先になりそうです。

去年の秋頃から飲食業で起業したいという数人の方の相談を受けました。皆さん自己資金がほとんどなく、できるだけ借りたいと言います。飲食業は他の業種よりも廃業率は高いです。借りないで起業できないか、借りるにしてもできるだけ減らせないかを考え、リスクを少しでも減らして欲しいと思います。

2011年01月06日(木)更新

今年最初のブログです

遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします。いつまで続くかわからないブログですが、できるだけやっていきたいと思います。

年末年始も忙しかったため、ブログの更新に手をつけることができませんでした。

お正月のテレビだったと思うのですが、ある番組で今年の景気を予想していました。二人の専門家が予想していましたが、二人とも後半は少し良くなると言っていました。経済の専門家の言うことなんてあまりあてにはならないけど。確かに少しは良くなる可能性が高いのかもしれませんが、我々中小企業にとっては厳しい状況が続くと思っていたほうがいいかもしれません。

しかしながら、私のお客様でも飲食、印刷、クリーニングといった厳しい業種であっても、売上、利益共に減らさないでいる会社もあります。今年はそういう中小企業を1社でも増やしていきたいと思っています。

2010年12月28日(火)更新

今年もありがとうございました

弊社の今年の業務は本日までとなり、来年は5日からとなります。

中小企業金融円滑化法が延長されることになりましたが、緊急保証制度は3月までということで、来年はリスケジュール(条件変更)を行いやすいでしょうが、資金調達は難しくなる懸念があります。決算内容が良好な中小企業には大きな変化はないでしょうが、そうでない中小企業には大きな影響がありそうです。

もう一度、自社の資金繰りや業績の見通しを確認しましょう。資金調達、リスケどちらにしても早めの対応を心がけてください。

年末年始はブログについては、気が向いたときに更新します。

2010年12月24日(金)更新

三菱東京UFJ銀行の行員が納付金を着服

三菱東京UFJ銀行でこんな事件がありました。

朝日新聞のWEB版より一部引用
 三菱東京UFJ銀行新松戸支店(松戸市)の30代の女性行員が、納付された市・県民税、国民健康保険料などの一部を少なくとも半年にわたって着服していたことが分かった。行員は一括納付された税金などを、年数回の納期限ごとの期別納付であるように装い、浮いた金を着服。納期限が来ると入金して、発覚を免れていたという。
 流山市の市民が、同支店の窓口で今年度分の国民健康保険料を全額支払ったにもかかわらず、その後、同支店以外の別の口座から一部が引き落とされていると訴えたことから、今月上旬、着服が発覚した。
同行が、取り扱った行員から事情を聴いたところ、今年6月ごろから、同様な手口で国保料のほか、市・県民税や固定資産税を着服していたことを認めた。行員は、納税者には一括納付の領収書を渡していたが、実際には期別納付で処理して一期分だけを納金、その後は期別の納付期限に合わせて、着服したお金をやりくりする「自転車操業」で入金を重ね、疑いをもたれないようにしていたという。行員の家からは未使用の期別納付書も見つかった。
引用終わり

だけど、こんな手口では着服するにしても手間がかかるし、大した金額を手に入れることは出来ないような気がしますが。

市・県民税や固定資産税の納付などは各期の納付書と一括の納付書がありますね。銀行に行ったらそのまま渡してしまうし、一括の納付書に領収印があれば他の納付書が無くなっていてもあまり気にならないでしょう。

会社だと経理上必要でしょうから、銀行で支払えば納付書は保存しておくでしょうけど、個人だとしばらくしたら捨ててしまう人もいるのではないでしょうか。すぐに銀行で支払ったと証明できるように領収印の押してある納付書はしばらく保存しておきましょう。

2010年12月22日(水)更新

忙しい

私の会社は例年だと12月はそれほど忙しくありません。しかし、今年は異常なぐらい忙しいです。新規客の急増によって休日が無さそうで、クリスマスなんてありません。だからブログにも時間をかけることが出来ない状態です。

銀行は30日まで営業していますが、24金曜日とか27日月曜日あたりはとても忙しそうですね。25日が休みのため、その前後でしかも年末だからとっても忙しいはずです。

特に大手銀行なんてとても待たされそうだから、行く用がある人は朝一番に行った方がいいでしょう。

3年ぐらい前の話しですけど、お付き合いのあった会社の依頼で、亀戸駅南口にあるみずほ銀行の窓口で振り込み処理をするために、毎月25日に何度か行ったことがありますけど、毎回少なくとも1時間は待たされました。

中小の金融機関だとそこまで待たされることは少ないでしょうから、そういう事からも中小の金融機関をメインに利用するほうがいいと思います。

2010年12月21日(火)更新

不正行為を勧める銀行員

緊急保証制度が来年3月末で終了ということで、弊社のお客様のところにも銀行からの営業が積極的です。

しかし、それと同時に銀行員が強引に融資をしたいがために、不正な方法を融資先企業に対して指導するケースが増えてきています。

最近、有料相談で連絡をしてくださった会社さんのところでも、売上減少や貸倒損失の影響で大幅な赤字になりそうだったところを、銀行員が「架空の売上を計上して利益を出してくれれば融資をします」と言ってきて、その通りにやって融資を受けていましたが、他の金融機関からは売掛金残高の異常な残高を見て、粉飾していることはすぐに見破られていました。

それによって、他の金融機関との取引に悪影響を与え、かえって資金繰りが厳しくなってしまいました。

融資先よりも自分の成績が第一だというのも理解は出来ますが、そういう問題のある銀行員も中にはいます。銀行員がそんなことを言うなんて信じられないでしょうけど。

でも、そういうことをする銀行員がいい成績を残し、出世して別の支店等に行くんですよね。その銀行員もそうだったそうです。

2010年12月20日(月)更新

見た目

身だしなみだけで融資を決定することはまずありませんが、あまりにも常識を超えたラフな格好であったり、派手であったりするのは、あまりいい印象を持ってもらえないかもしれません。そういった身だしなみを気にする行員は多いと思います。私も上司から「何だ、あの怪しいやつは」と言われた経験がありますから。

普段仕事をしている服装で全く問題はありません。仕事柄、作業服で仕事をするならそれでも問題ないです。「現場に行く前にお伺いしました」と言って銀行に行けば、銀行員には忙しそうに見えていいかもしれません。ネット関係のお仕事だと、スーツを着ない方も多いでしょうけどもちろん大丈夫です。

どんな服装であっても、「この人は常識無いな」と思われるようなのだけは避けたほうがいいです。

この人を信用してお金を貸しても大丈夫かと銀行員は審査をするわけですから、やはり世間一般の常識が無いような感じだと、この社長さんとは長く良好な関係を築くのは難しいのでは?という印象を持ってしまいます。

もし職業的に特殊というか常識から逸脱した服装が必要であったとしても、できるだけ落ち着いた格好をするのがいいでしょう。

たとえ常識的な身だしなみだったとしても清潔感は大事です。あまりにも不潔だと、会社の経営がきつくてそういうことを気にする余裕も無いのかなと疑われることもあります。

2010年12月17日(金)更新

地代家賃

販管費の中で大きな経費といえば、多くの中小企業の場合は人件費そして地代家賃でしょう。

仕事の量やお客の数が減少傾向なのに、家賃は一定金額のまま。でも何とかならないかと、資金繰りに苦しんでいる経営者さんなら一度は考えるはずです。

一度は大家さんに話してみたらいかがでしょうか。そんな事を言ったら出ていけと言われるだけで無理と言う方がいますが、もし長期にわたって借りているとしたら、契約した頃に比べて周囲の相場だって下がっているはずです。それに最近は引っ越されると、新しい借り主を探すのが大変な場合が多いから、交渉の余地はあると思います。もちろん、お店や会社によって事情は異なるでしょうし、そういうことを言えないケースもあるとは思いますが。

先月、お付き合いしているお客様が、20年間ずっと月額45万支払っていましたが、先月25万に減額してもらえました。

言いづらいという方もいるでしょうけど、店舗など簡単に他へ移ることが難しい場合は、自分の会社やお店を守るために一度は相談する必要はあると思います。

2010年12月17日(金)更新

稚内信用金庫

北海道稚内市にある稚内信用金庫は、自己資本比率が極めて高いことで知られています。ホームページで確認してみたら、平成22年9月末の自己資本比率は64.95%となっていました。よく優良銀行として紹介される静岡銀行でも15%いかないぐらいですから、とてつもない数字だということがわかります。

地元の稚内市では預金については、占有率も80%を超えていて独占に近い状態となっています。しかし、地域的に見ても中小企業者の数は少ないでしょうから仕方ないところもあるでしょうが、融資については預貸率が約23%ととても低い。預金を集めても国債や地方債での運用が多いです。

地域金融機関の多くは、預金は集めることが出来ても、融資を増やすことが難しいのが現状です。信用金庫の平均預貸率は50%ちょっとですから、いかに稚内信用金庫の23%が低いかがわかります。

ホームページにも「当金庫は安全性・公共性を重視して小口融資に徹底しております」と書かれており、1千万円未満の融資先が91.79%も占めています。
確かに安全性の高い信用金庫でしょうけど、地元の中小企業には評判が悪そうですね。

地元で集めたお金は地元経済発展のために使うというのが、地域金融機関の基本というか使命です。しかしそれとは逆に融資はしないし、預金は集めても公共債で運用して自分のところだけ自己資本を厚くしている。もっと積極的な経営をしてもいいのではないかと言いたいところですけど、人口数万人規模の都市でしかも人口が減少している稚内市では、貸せる融資先というのも限られるのでしょう。そして、日本にはそういう都市がたくさんあり、預貸率改善で悩む地域金融機関も多いと思います。
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会社概要

銀行での融資経験や税理士事務所での法人担当経験を生かし、中小企業の経理部長となって銀行融資取引や、提携税理士と共に経理業務のサポートを行っています。

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個人プロフィール

1971年7月1日東京都江戸川区生まれ。地方銀行や税理士事務所で働いてきましたが、今まで以上に中小企業の経理財務をサポートしていきたく起業しました。

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